「特定商取引法に基づく表記」ハンドメイド品をネットショップで販売する場合
ハンドメイド品を販売する場は様々あります。ハンドメイドサイト、フリマアプリ、ハンドメイドイベント、等。その1つに、自分のネットショップを持って販売するという方法もあります。
BASEさんや、STORES.jpさんでは、無料でネットショップを開設できるので、初めての方も簡単です。
ですが気になってしまうのが「特定商取引法に基づく表記」
品物を販売するに当たり、そのショップの責任者となる人の名前や、活動拠点としている場所など、明記しなければならない法律があるのだそうです。
きちんとその商品の販売者がどんな人物であるか明記してあることで、お客様も安心してお買い物ができます。
運営者側としても大切なこと。
もしもお届けした商品に不備があった場合や、何かトラブルになったときに、きちんと表記しておくことで、その後の対応もスムーズに取る事ができます。
表記が無かったことで、かえって運営者が不利になる状況も、あるのだとか。
ハンドメイドを売りたい人の多くは
ハンドメイドが好きで、作品を販売したいと考えている方の中には女性や主婦の方もたくさんいると思うのです。
ご家庭を持っていながら、活動拠点となる自宅の住所をネット上にさらすのは、抵抗のある方も多いのではないでしょうか。自分だけならまだしも、お子さんのいる方は特に。
趣味の範囲でやっていたところから急に事業者として氏名、住所、電話番号と、書かなくてはいけないのは、なかなかハードルが高いです。
ハンドメイドサイトでは
ハンドメイドサイトであるminneさんは、特定商取引法に基づく表記を促しています。が、実際表記されていない方がほとんどのような気がします。
minneさんは自分のネットショップを開設するサービスではなく、作家がminneさんの場をお借りして商品を掲載しているような感覚です。購入者との連絡も、minneさんの中にあるメッセージ欄でやり取りします。
同じハンドメイド品を販売する、ということは変わらなくても、ネットショップを作って売るのと、サイトに出品するのとでは、多少異なる印象を受けます。
とはいっても、minneさんでは最後まで匿名でやり取りできるわけでは無く、商品が購入されればお互いに住所、氏名、電話番号の開示をしなくてはいけません。(フリマアプリメルカリさんでは、配送完了まで完全に両者匿名で取引ができます)
住所を公開するのは抵抗がある場合、対処策として・・・
作品を作るための場所を新たに借りて、そこを拠点にすれば自宅住所は載せずできます。
ですが、かなりコストがかかるので現実的ではありません。相当な売れっ子さんでなければ、作品売り上げても、家賃で消えてしまいそうです。
住所公開をしなくてはならない点で、頭を悩ませている方もすごく多いと思います。
自作の作品を個人情報を購入者側に開示せずに取引できるサービスはいくつかあります。先ほどのメルカリさんのサービスでは完全に匿名での取引が可能です。他にも絵画の販売をしているアートメーターさん。作家は、作品が売れた場合アートメーター事務局に送ればいいので、こちらの個人情報が購入者側に伝わることはありません。
その他、pixivさんで展開しているboothでは、クロネコヤマトさんの匿名配送を介して、出品者側と購入者は作品の取り引きができる様です。
このようにして、作家とお客様の間にワンクッションそれを担うサービスがもっと多くあればいいのですが。
ネットショップを開設するとなると、やはりオーナーは作家自身です。サイトのデザイン性やブランド感は演出しやすいものの、担う部分は大きくなります。
作家自身が販売者である、というよりも、
作家はそのサービスに作品を預けている、というような感覚で参加できるサービスがもっとあったらいいと思うのです。
今の時代、色々な人が趣味や副業として商品をやり取りしています。
必ずしも開示しなければならないとなると、多くの人の個人情報がネットにさらされている状態になってしまう。今後もっと今に合ったシステムができるといいですね。
ただ本気でハンドメイド作家になるんだ!!作家として生きていく!という方は、腹をくくってしっかり必要事項を表記して挑むことをお勧めいたします。後々信用に繋がると思います。
tukurunohandmadehappy.hatenablog.jp
tukurunohandmadehappy.hatenablog.jp
tukurunohandmadehappy.hatenablog.jp